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086鹿児島暴徒戦争之圖 〔桜花の下賊徒の女隊奮戦の図〕

 

楊洲斎周延(筆) 柳々子仙果(文)       国立国会図書館 蔵


明治十年 月 日御届

板元 山村金三郎  浅草吉の丁五十六バン地

画工 橋本直義   上野北大門丁十一番地

六銭

 

右図:野津少将・桐野利秋


雲と見まがふ花ハ散ど青葉しげれる桜ら島に立籠りたる一ト群ハ花の笑顔の女武者緋ざくらならぬ紅絹裏小袖(もみうらこそで)匂ひも長し薙刀小太刀の得物を持てくり出し夫の宿志に従がひて友軍に敵しつ朝がけ又ハ夜うちを為し又ある時ハ船に乗り軍艦に攻入らんとなせし事も有りしとぞ
柳々子仙果

 

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メモ

 桜島(鹿児島)に立てこもった女武者が、桜の時期に田原坂あたりで戦った夫の志をくんで官軍と戦う。満開の桜から向うはまさに彼岸で、過去と現在そして、現実と虚構が入り交じった印象的な作品である。


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