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097征韓論之圖3

せいかんろんのづ                   

 

楊洲斎周延                国立国会図書館 蔵

 

明治十年八月廿二日御届

出板人 浦野浅右エ門  寺島新田四十五番地

画工  橋本直義    上野北大門丁十一番地

    渡辺彫彌太

 

右図:篠原国幹・前原一誠・板垣退助・桐野利秋・後藤象次郎・西郷隆盛・木戸孝允

中図:江藤新平・大隈重信・嶋津久光・三条実美公・副嶋種臣

左図:仁和寺宮・有栖川宮・岩倉具視公・大久保利通


過ル明治四辛羊年吾國より副島公を全権公使として朝鮮へ遣ハされしを渠(かれ)吾國を軽蔑の事ども多かりし故公使帰朝あつて此由を上申す諸卿の評議区々(まちまち)なるを西郷桐野征韓の論に募りしが其意の通じざりしを奮然として帰縣せしとかや

 

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メモ

名札と人物の数が合わない。右図の板垣、桐野、木戸あたりが曖昧である。

明治天皇の肖像

この画題では周延は3種類の絵を描いている。

 095では御簾は左図に描かれておりその前を固めるのが三条大政大臣・二品有栖川宮・岩倉右大臣であるが、13名の人物が描かれており、名札は12枚である。

 096では、このページでご覧の通り、御簾は中図にあり、前を固めるのは岩倉右大臣と二品有栖川宮である。また、人物は17名、名札は16枚である。

 097では左図に御簾が描かれ、前を固めるのは仁和寺宮・有栖川宮・岩倉具視公である。人物は16名、名札は16枚、一見合っているのだが、実は右図の後ろの方の人物の数と名札があっていない。実際のところ名札は15枚と見なしていい。

 さて、すべての絵で、人物の数が名札より一名多い。そして、その人物はいずれも御簾の真下に描かれている。もうお分かりだろう、明治天皇が、はっきりと絵の中に描かれていたのである。
明治神宮のホームページによると「明治天皇の御尊影といえば代表的なのが明治神宮宝物殿にある御肖像画です。(中略)明治21年、陛下37歳(数え年)のときの御尊影です。実は撮影されたのではなく、コンテ画で描かれたのでした。」http://www.meijijingu.or.jp/qa/gosai/10.html

とある通りキヨッソーネが描いたものが、最も有名である。そして、写真嫌いの明治天皇は写真もそれほど残っていない。その意味で似顔絵ではないが、明治天皇の姿を描いた絵の存在は珍しいと言っていいだろう。

 


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