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074鹿児島新聞 太明神岡武山大戦争 

かごしましんぶん でみじんかをかたけやまおほせんさう?         

 

楊洲斎周延                国立国会図書館 蔵

 

明治十年七月廿四日御届

出版人 山本平吉  新藤丁二番地

画工  橋本直義  上野北大門町十一番地

 

右図:鎌田雄一郎・蒲生彦四郎・新野軍八・大山誠之助・有馬藤九郎・今藤勇・川上周蔵・伊集院兼徳伯母・篠原ノ娘

中図:西郷隆盛・別府新介・逸見十郎太ノ妻・辺見十郎太・伊集院早太

左図:桐野利秋・桜島・大隈国・鹿児島県庁・西田橋

 

鹿児島港に備ある官軍を賊等最厳重に四方を固め中にも太明神ヶ岡武山ハ旧城下の傍に在(ある)険山にて大砲破烈弾丸を打かけ官軍を悩す事屢々なり仍て(よって)官軍兵策を定め軍艦数艘を不意に武山へ迂回し前後一時に攻撃し遂に賊兵を追払ひ連絡を通じむ実に(げに)勇ましき事共なり尤近来未曾有の大戦にて双方の死傷莫大なりといふ

 

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近来未曾有の大戦

「044鹿児島大戦争」と同じく西郷、別府、桐野はこのときの鹿児島での戦いには不在であったろう。

甲突川に架かる西田橋は参勤交代が行き来した鹿児島城下の玄関口。この橋を渡ったさきに鹿児島県庁、鶴丸城、城山などがある。桜島の浮かぶ錦江湾に軍艦龍驤(りゅうじょう)をはじめとした、4隻の官軍の軍艦が見えている。西南戦争における官軍の軍艦は13隻、対する薩軍は0隻。右側奥の山頂に1門だけ描かれているが、薩軍の砲と官軍の艦砲が城下を超えて飛び交う様はまさに近来未曾有の大戦であったろう。


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